生体医工学
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抄録
偏心カム機構を有するマウスピース型自動歯磨きロボットシステムの開発
Gen SakaedaTakanobu MastubaraHiroyuki IshiiAtsuo Takanishi
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2017 年 55Annual 巻 3AM-Abstract 号 p. 178

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歯磨きには, 口腔内を清潔に保ち, 口腔の2大疾患とされるう蝕や歯周病を予防する効果があり, 心臓病のリスク低減にもつながるとされ, 健康を維持する上で非常に重要な日常行為である.一方で,独力では歯磨きが行えず,介助を必要とする障害者や高齢者も多く存在する.介護現場では,介助職員への口腔清掃の技術指導が不十分で,清掃効果は個人差が大きいという課題が存在する.さらに,口腔清掃の際に,介助者および障害者や高齢者の身体への負担も大きい.そこで,本研究では,歯磨きを自動で行う自動歯磨きロボットの開発を目的としている.本ロボットは独自に製作した偏心カム機構により,ブラッシングを行うための直線反復運動を再現し,湾曲スライドガイド機構を用いて,歯列に対して水平方向へのブラッシングを可能にした.また,使用中に誤嚥を防ぐための安全システムの構築を行った.

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© 2017 社団法人日本生体医工学会
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