生体医工学
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マーケティング視点からの実用化の先を考える
江川 民
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2020 年 Annual58 巻 Abstract 号 p. 143

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抄録

革新的な医療機器を治療に携わる全ての人は常に求めていらっしゃると思います。メディカルデバイスメーカーも常に革新的で医療の質、ひいては患者さんの臨床アウトカムとQOLを改善するデバイスの開発を精力的に行っています。ただし、コンセプトは素晴らしくても実用化にいたらないケースや、実用化されても薬事承認に阻まれるケース、また薬事承認が取得できたとしても、デバイスの開発費、製造コストを賄うだけの保険償還価格が取得できないケースなど、これらが原因で継続したデバイス提供が困難になる側面もあります。メーカーが重要視する実用化に至るメディカルデバイスとは?その成功例と失敗例を交えながら、最重要ポイントを整理し、実用化に至るデバイスに求められる要素についてメーカーの立場から提言させて頂きたいと思います。

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© 2020 社団法人日本生体医工学会
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