2020 年 Annual58 巻 Abstract 号 p. 166
紫外線暴露による光老化皮膚では,光に対する自己防衛によって表皮肥厚が発生することが知られている.すなわち,皮膚組織における粘弾性や微小循環などのバイオメカニクス特性が変化している.本研究では,光熱変換型・光干渉断層法(Photo-Thermal Optical Coherence Doppler Velocigraphy)を光老化皮膚マウスの皮膚に適用し,リンパ流れの微小循環機能をマイクロ断層可視化する.これはIndocyanine Green(ICG)の光吸収と光熱変換に基づき,毛細血管から漏出する血漿の微小循環特性をマイクロ断層可視化を行うことができる.また,キュートメーターによる力学特性計測結果と比較評価も同時に実施し検討を行う.