生体医工学
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超音波血管径センサを用いた血圧の推定
Wenfei Fan永島 史也鶴岡 典子芳賀 洋一
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2022 年 Annual60 巻 Proc 号 p. 356-358

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抄録

本研究は簡便で負担が少なく、日常生活において長時間連続的に計測できる血圧計測を目的とする。ウェアラブルデバイスとして、超音波血管径センサを用いて手首付近の2点の血管径の変動から脈波を計測し、2点間の脈波の到達時間差から脈波伝搬速度PWVを算出し、血圧を推定する方法を提案した。MEMS(Micro Electro Mechanical System 微小電気機械システム)技術を用い、超音波血管径センサを作製した。血管モデルとして人間の血管と似た弾性と摩擦の特性をもつPVA-H(ポリビニルアルコール ハイドロゲル)チューブ(内径3 mm、外径5 mm)を用いた。血管モデルの初期内圧を変化させ、単発の脈波を加えた際のPWVを測定し、血圧(内圧)を推定した。 結果よりPWVから血圧を推定することが可能であることを確認した。

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© 2022 社団法人日本生体医工学会
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