生体医工学
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末梢血管運動性評価システムを用いた高齢者の血管反応性計測に関する基礎的検討
髙橋 大志髙橋 真悟児玉 直樹松尾 仁司
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2025 年 Annual63 巻 Abstract 号 p. 341_1

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抄録

近年、ヒートショック(HS)が一因とされる入浴中の死亡事故が大きな社会問題になっている。入浴時HSは血圧の急変が要因とされ、この血圧急変に続発する脳・心疾患等で死亡に至る健康被害である。既存の対策では注意喚起の他、ヒータ設置等が行われているものの、体質的な危険性を評価できるシステムは開発されていなかった。そこで、我々はこれまでに末梢血管透過撮影装置と温冷熱刺激装置を作製し統合する事で、末梢血管運動性評価システムを構築してきた。本研究では、本評価システムを高齢者に適用し、温冷熱刺激に対する手指末梢血管の血管反応性(拡張・収縮機能)の基礎的な評価を行った。実験では、手掌を40度で3分間加温した後、15度3分間の冷却を行った。実験の結果、手掌加温と冷却の熱刺激に対する血管反応性は個人差が観察され、血管の拡張収縮比率の推移では3パターンに大きく分類された。この反応性の相違がHS発症の体質的な危険性に関連する可能性が考えられるため、今後は熱刺激時の熱量と血管反応の推移パターン、HS発症の関係について、さらに研究を進める予定である。

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© 2025 社団法人日本生体医工学会
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