生体医工学
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高齢者認知症予防を目指した足踏み運動による電子楽器演奏システムの試作
奥野 竜平松本 雄太前田 義信一ノ瀬 智子赤澤 堅造
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2025 年 Annual63 巻 Abstract 号 p. 341_2

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抄録

 認知症の予防としてウォーキングなどの有酸素運動が効果的とされている.高齢者の歩行においては転倒等のリスクがあるため,ハンドルを持ち運動ができる足踏み運動が望ましい.足踏みをしながら楽曲演奏が可能であれば,楽しみながら継続して有酸素運動が可能と思われる.この様な観点から本研究では,心拍計測を備えた高齢者足踏み運動による電子福祉楽器演奏システムの試作を目的とする.

 本研究で試作したシステムは電子福祉楽器 (Cymis),足踏み運動器,脈波センサから構成される.足踏み運動器において左右の踏み込み運動をリードスイッチを用いて読み取り,電子福祉楽器において一拍分楽曲演奏される.同時に,脈波センサで心拍数を読み取りカルボーネン法より運動強度(METs)を算出した.

 試作した演奏システムを用いた楽曲演奏実験を被験者22 歳の健常男子3 名に10 分間実施した.曲は「世界に一つだけの花」とした.WHO が推奨している運動強度は3 METs以上である.予備実験より80bpm 時に3METs に最も近くなることを示した.そこで,本研究では,電子福祉楽器で楽曲の演奏テンポを80bpm に設定した.その結果,電子福祉楽器接続時の演奏実験の運動強度は約4~4.5 という結果が得られた.この結果から3METs 以上の有酸素運動が可能であることが示された.

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© 2025 社団法人日本生体医工学会
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