主催: 一般社団法人 廃棄物資源循環学会
伊勢市民に対するアンケート調査を通じて、全市的にレジ袋有料化を実施した時に市民がどのような意識を持ち、どのような行動をとるかについて把握することを試みた。調査の結果、次のような知見が得られた。(1)市民は環境貢献のために有料化を受け入れる、(2)現在の価格を高すぎると受け止める市民が3割程度おり、価格インセンティブが強く働く、(3)有料化はマイバッグ持参以外の環境配慮行動も誘発する、(4)有料化のマイバッグ持参効果は他の施策よりも大きい、(5)有料化反対者の多くは辞退時の値引きを希望する、(6)レジ袋の生ごみ用内袋としての利便性が高かったことから、市民はレジ袋に替えて商品としてのポリ袋を購入するとか他の袋で代用するなどさまざまな対応をしている。