抄録
ごみ行政におけるコミュニケーションデザインの可能性について, 海外調査を踏まえて次の2つの視点からその特徴と地域社会に与える影響について考察する。
メディアの開発とデザインの可能性(AMSA, ミラノ市・イタリア, クライストチャーチ市・ニュージーランド), 環境学習とアート教育による情報発信(The City of Philadelphia Mural Art Program,フィラデルフィア市・米国)
ごみの収集・運搬・処理・再利用にかかわる「モノ」や「バ」を, 住民と行政をつなぐメディアとして積極的に活用し, 生活環境意識の向上に向けた情報が, 高度なコミュニケーションデザインにより的確に発信されることが, 我が国において望まれる。