廃棄物資源循環学会研究発表会講演集
第27回廃棄物資源循環学会研究発表会
セッションID: E2-7P
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E2 試験・検査法
廃棄物焼却施設からの排煙に含まれる六価クロムの測定
*徳村 雅弘三宅 祐一岩崎 悠太王 斉雨谷 敬史堀井 勇一大塚 英幸谷川 昇小林 剛小口 正弘
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抄録
六価クロムは特定化学物質の環境への排出量の把握等及び管理の改善の促進に関する法律(PRTR法)の対象物質であり,その集計結果より,六価クロムを含む廃棄物が廃棄物焼却施設に運ばれていることが明らかとなっている。しかし,排ガス中に含まれる微量の六価クロムの測定法が十分に開発されていなため,廃棄物焼却処理施設からの排ガスに含まれる六価クロムの報告例は少ない。六価クロムは大気汚染防止法において優先取組物質に指定されている発がん性物質の一つであることを考えると,廃棄物焼却施設からの排ガスを通した六価クロムの環境排出量の把握が重要である。そのため,排ガス中の六価クロムの適切な測定法の開発が求められている。本研究では、従来の1,5-ジフェニルカルボヒドラジドによるポストカラム誘導体化を用いたイオンクロマトグラフィーによる分析法を改良することで,六価クロムの分析方法の定量下限値の低減を試みた。
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© 2016 一般社団法人 廃棄物資源循環学会
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