主催: 一般社団法人廃棄物資源循環学会
会議名: 第29回廃棄物資源循環学会研究発表会
回次: 29
開催地: 名古屋大学東山キャンパス
開催日: 2018/09/12 - 2018/09/14
生ごみなどに含まれる水分を減らすことで可燃ごみ量を減らすことが可能である。本研究では,焼却の前段階で,1)生ごみ排出時の水切り,2)生ごみの乾燥処理,3)可燃ごみの乾燥処理,4)生ごみの資源化処理のいずれかを行った場合について,可燃ごみ量,ごみの低位発熱量,ごみ処理経費に与える影響を試算した。その結果,ごみ削減や発熱量向上の面では”可燃ごみの乾燥処理”の効果が最も大きいことが示された。しかし,焼却の前処理として新たな処理施設の建設が必要であり,そのための費用は”可燃ごみの乾燥処理”が最も高く,”生ごみの資源化処理”が安価であることがわかった。