主催: 一般社団法人廃棄物資源循環学会
会議名: 第29回廃棄物資源循環学会研究発表会
回次: 29
開催地: 名古屋大学東山キャンパス
開催日: 2018/09/12 - 2018/09/14
2011年に発生した東日本大震災の影響により、火力発電の利用が増加している。その中でも、石炭の燃焼により発電を行う石炭火力発電の利用が増加している 。石炭火力発電により副次的に発生する石炭灰は、年間約1,200万トン発生しており年々増加傾向にある。今後、新規建設減少に伴うセメント需要低下が懸念される中で、FAの新たな有効利用法の開発は急務とされている。そこで、恒久的な新規建設が期待でき年間約7,000万トン生産されるアスファルト舗装材としての利用に着目し研究を行っている 。しかし、FAは重金属類等を含有しており、道路供用後の重金属等溶出に伴う周辺環境への影響が懸念される。本報告では、3種類のFAをAs混合物材料として使用した際の、基本的な力学特性評価とAs混合物からの重金属等溶出について検討を行った結果について報告する。