廃棄物資源循環学会研究発表会講演集
第29回廃棄物資源循環学会研究発表会
セッションID: B3-10
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B3 無機性廃棄物の資源化
石炭灰を有効利用したアスファルト混合物の環境安全性
*山下 貴弘佐藤 研一藤川 拓朗古賀 千佳嗣市岡 孝夫前田 啓太井 真宏
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抄録

2011年に発生した東日本大震災の影響により、火力発電の利用が増加している。その中でも、石炭の燃焼により発電を行う石炭火力発電の利用が増加している 。石炭火力発電により副次的に発生する石炭灰は、年間約1,200万トン発生しており年々増加傾向にある。今後、新規建設減少に伴うセメント需要低下が懸念される中で、FAの新たな有効利用法の開発は急務とされている。そこで、恒久的な新規建設が期待でき年間約7,000万トン生産されるアスファルト舗装材としての利用に着目し研究を行っている 。しかし、FAは重金属類等を含有しており、道路供用後の重金属等溶出に伴う周辺環境への影響が懸念される。本報告では、3種類のFAをAs混合物材料として使用した際の、基本的な力学特性評価とAs混合物からの重金属等溶出について検討を行った結果について報告する。

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© 2018 一般社団法人 廃棄物資源循環学会
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