廃棄物資源循環学会研究発表会講演集
第32回廃棄物資源循環学会研究発表会
セッションID: C4-3-O
会議情報

C4 メタン発酵・堆肥化・飼料化
小規模普及型メタン発酵システムの高効率化に向けた導電性物質の添加効果
*金子 光瑠山田 剛史熱田 洋一大門 裕之
著者情報
会議録・要旨集 フリー

詳細
抄録

メタン発酵とは嫌気的条件下で、メタン生成菌によって下水汚泥,家畜排せつ物、産業廃水などが分解され、バイオガスを生成すると共に廃棄物を安定化、減容化する方法のことをいう。わが国においてメタン発酵システムの大型化に伴う高コスト化や、バイオマスの収集、運搬、管理などの難しさから、メタン発酵システムが全国に普及していない。本研究室では大型メタン発酵システムの問題を解決するために、廉価で設置が容易な小規模普及型メタン発酵システムの開発をしてきた。また、畜産系循環資源を排出する畜産農家と連携することで、収集、運搬、管理という問題点も解決してきた。しかしながら、小規模普及型メタン発酵システムは廉価型である事から、従来に比べてより一層高効率でメタン発酵を進行させなければならない。そこで本研究ではメタン発酵槽に対して活性炭を添加することでメタン発酵の高効率化を目指した。

著者関連情報
© 2021 一般社団法人 廃棄物資源循環学会
前の記事 次の記事
feedback
Top