主催: 一般社団法人廃棄物資源循環学会
会議名: 第32回廃棄物資源循環学会研究発表会
回次: 32
開催地: 岡山コンベンションセンター
開催日: 2021/10/25 - 2021/10/27
国土が狭く新規最終処分場建設が困難な我が国では、これまで最終処分場の延命化技術の開発が行われてきた。その中で、一般廃棄物最終処分場容量の約20%~25%を占める覆土材の代替材として生分解性覆土等の開発が行われ、最終処分場の延命化に対する取り組みが行われてきた。しかし、経済性等の問題から本格的な実用化には至っていない。我々は、オーストラリアで、鉱山の搬出路や空港滑走路、法面保護剤等で砂じん防止に用いられている薬剤を最終処分場覆土材として利用し、経済性に優れた覆土代替材の開発を行っている。今回は、覆土代替材の散布により、浸出水水質低減化効果が認められ、更に早期中性化の傾向が確認できたので報告する。