廃棄物資源循環学会研究発表会講演集
第34回廃棄物資源循環学会研究発表会
セッションID: D4-3-O
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D4 排ガス処理・監視
CO₂を固体炭素に変換する技術の開発
*阿形 葉佐藤 和宏増田 孝弘
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抄録

当社は、カーボンリサイクル技術として、CO₂を固体炭素に変換する技術の開発を行っている。固体炭素への変換の特徴として、プロセスへの投入エネルギー量が他のカーボンリサイクル技術に比べて少ないこと、固体炭素製品の流通価格が燃料など他のカーボンリサイクル製品と比較して高いこと、固体であるため貯蔵・運搬が容易であること、CO₂を原料とするカーボンニュートラルな固体炭素製品を製造できること、などが挙げられる。一般廃棄物焼却施設の燃焼排ガスからCO₂を分離回収する「CO₂分離回収技術」、回収したCO₂をCOに変換する「CO₂還元技術」、触媒反応によりCOを固体炭素に変換する「固体炭素化技術」を組み合わせた「CO₂固体炭素化システム」の構築を計画しており、固体炭素化技術に関して、固体炭素化反応の特性を把握するとともに、反応器の設計データを得たので、その結果に関して報告する。

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© 2023 一般社団法人 廃棄物資源循環学会
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