主催: 一般社団法人廃棄物資源循環学会
会議名: 第34回廃棄物資源循環学会研究発表会
回次: 34
開催地: 大阪工業大学
開催日: 2023/09/11 - 2023/09/13
PFAS(ペルフルオロアルキル化合物及びポリフルオロアルキル化合物)の,pHが変動した時の焼却灰からの溶出挙動を調べた。産業廃棄物の飛灰と都市ごみの主灰を対象に,蒸留水とギ酸を用いて,最終的な溶出液のpHを酸性,中性,アルカリ性に調整した溶出試験を行った。産廃飛灰からは,PFCAsとしてはPFOAの他にPFHpA,PFNA,PFDAが,PFSAsとしてはPFOSとPFHxSの溶出が確認された。一方,都市ごみ主灰からはPFCAsとしては,PFOAに加えてPFPeA,PFHxA,PFHpA,PFNAが,PFSAsとしてはPFOSの溶出が確認された。また,いずれの物質についても酸性側ではアルカリ性側よりも高濃度に溶出する傾向があった。