主催: 一般社団法人廃棄物資源循環学会
会議名: 第35回廃棄物資源循環学会研究発表会
回次: 35
開催地: つくば国際会議場
開催日: 2024/09/09 - 2024/09/11
マイクロ波プラズマ原子発光分光分析法(MP-AES)を用いた廃棄物焼却灰中の鉛の定量への適用について検討した。環境庁告示13号試験による溶出液及び溶出液に鉛を添加した添加試料を調製した。MP-AESによる定量は、絶対検量線法及び自動添加による標準添加法により行った。溶出液中の鉛濃度をICP-MSの分析値と鉛添加量から算出し、MP-AESの分析値と比較した。波長368.347nmを用いた場合、絶対検量線法でも、良好な結果となったが、波長405.782nmでは干渉の影響を受けることが確認された。しかし、自動添加による標準添加法では、波長405.782nmでも干渉の影響を抑制できることが確認された。