京都大学大学院
京都大学
2017 年 20 巻 1 号 p. 23-41
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消費者のショールーミング行動が、実店舗を持つ小売業者の営業に大きな影響を与えている。本稿では、店舗業者によるショールーミングへの対応策を検討する。主な結論は、店舗業者がネットチャネルを併設したとしても、それがマルチチャネルに留まるのであればショールーミングへの対応策とはならないが、チャネル間を統合したオムニチャネルのもとではショールーミングが解消され、店舗業者の利潤が増えるというものである。また、オムニチャネルの仕組みを消費者に周知することによって、店舗業者は利潤を増やすことができる。
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