関西支部講演会講演論文集
Online ISSN : 2424-2756
セッションID: 30301
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近似直線運動機構を用いた新型松葉杖の開発
*原口 真北野 響
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会議録・要旨集 認証あり

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抄録

脊髄損傷患者や骨折患者にとって松葉杖は,車椅子や歩行車に比べ,移動自由度の高い有用な福祉器具である.しかしながら,松葉杖は移動時に酸素摂取量が上がるなど,通常歩行に比べて運動強度が高くなる問題点がある.重心が大きく上下動することや持ち手が水平でないこと等に原因があると思われる.そこで,近似直線運動を行うリンク機構を活用することで鉛直方向の重心揺動を軽減させることが可能な,新規構造を有した松葉杖を開発する.

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© 2023 一般社団法人 日本機械学会
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