機械學會誌
Online ISSN : 2433-1546
高張力鑄鐵に就て
ラビット ジェー・エー藤原 唯義
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1933 年 36 巻 191 号 p. 177-183

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抄録

著者等は普通鑄鐵の抗張力の限界を明かにし同時に合金を使用し或特殊の熔解法又は熱處理法を適用する事により最大抗張力を有する鑄鐵を産出し得る事を示さんとするのである。普通鑄鐵の最大抗張力は28〜32kg/mm^2であるが本論文に示す方法を以てするときは35〜44kg/mm^2の抗張力を有する鑄鐵が得られる。高張力鑄鐵の製造上使用される主なる合金元素はニッケル及クロームであるが之はニッケル及クロームが單に物理的性質を向上させるばかりでなく之等が實際上種々有用なる性能を有する爲である。

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© 1933 一般社団法人日本機械学会
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