主催: 一般社団法人 日本機械学会
会議名: 2020年度 年次大会
開催日: 2020/09/13 - 2020/09/16
コネクティッド、自動運転、シェアリング、電動化といった「CASE」と呼ばれる新しい領域の技術革新が進んでいる。バス、電車、タクシーからライドシェア、シェアサイクルといったあらゆるモビリティを、ITを用いてシームレスに結び、効率よく便利に使える「MaaS」と呼ばれるサービスが開始されている。本報告では、高度道路交通システム(Intelligent Transport System) と自動車安全システムに関する技術の変遷について述べ、次に移動体がネットワークにつながり、周囲の環境をより詳細にセンシングし情報を共有することで、どのような新しいサービスが自動車に取り入れられるかを示す。加えて、最近の技術革新の中から、キーとなる車載技術として
①環境センシング技術
②統合位置推定技術PRECISE
②クラウド型空間情報生成技術COSMIC
について解説する。最後に、今後のSociety5.0におけるモビリティの役割についてその展望を述べる。