工作機械部品を対象に、内示理論を使ったレジリエントな在庫管理法による手配業務の標準化を進めている。手配量の決定に際し、トレードオフの関係にある在庫品切れ率、在庫量、平均在庫品切れ量(挽回量)の適正なバランス付けが重要である。今般、需要が離散型分布で表現される場合につき、品切れ時の挽回作業負荷を相対的に表現する係数を新たに導入して、3つの指標のトレードオフ問題を制約条件付きの最適化問題として定式化し、効率的な解法を求めた。バランス付けされた3つの指標の推奨値を示し、手配量検討を支援するツールを開発した。