抄録
現状国内で運用する無人搬送車(AGV)は最高走行速度を60m/minと制限しているのが現状である。ダイフクでは、最高速度を200m/minのAGVを開発し、安全技術開発に取り組んだ。作業者の安全を確保しつつ、生産性の向上を目指している。最高走行速度200m/minの高速ビークルは、安全対策としては障害物センサー、ソフトバンパー(本体全周)、進行方向表示器、非常停止装置の装着で、既存のビークルと同様の構成である。これだけでは、安全を確保できないので、安全を確保する為に次の3点の開発を行った。(1)3D障害物センサーの開発、(2)エリア管理システム、(3)ローカルエリアセンサを開発これらを組み込み実際の配送センターで実証テストを行い、これらを基に新JISへの提言を一般社団法人産業車両協会へ行う。