抄録
地球温暖化の顕在化と我が国特有のエネルギー事清からエネルギー環境教育の必要性が叫ばれているが,学校での取り組みは十分でない。この大きな要因として教員養成大学でのカリキュラム不足が挙げられる。本報では長崎大学の教育学部と工学部の教員が共嗣実施したエネルギー環境教育ワークショップ等の事業を,連想法などを用いて評価することで,共同カリキュラムの開発に対する可能性を検討した。また購教員らが設立した長崎大学エネルギー環境教育研究会の取り組みを事例から,学校教育へ広げるための課題として,広報活動の重要性と教員でも活用できる教材の開発やエネルギーや環境の視点の育成が挙げられた。