昭和医科大学雑誌
Online ISSN : 2759-8152
Print ISSN : 2759-8144
特集:内視鏡AIの最前線
内視鏡AI:海外の状況
前田 康晴工藤 進英一政 克朗三澤 将史小形 典之林 武雅若村 邦彦馬場 俊之
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キーワード: 人工知能, 深層学習, 内視鏡
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2025 年 85 巻 3 号 p. 181-185

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抄録
内視鏡AIは本邦同様,海外でも急速に導入が進み,大腸ポリープや胃・食道癌などの早期発見への寄与が期待されている.米国FDAや欧州CEマークの承認を取得したシステムも現場で利用が進む一方,アルゴリズムの偏りや法的・倫理的問題など課題は依然多い.韓国や中国では大規模データを用いた研究が活発化し,各国固有の規制や承認プロセスが整備されつつある.今後は国際的なエビデンスの蓄積と,医療従事者との協働による精度向上と説明可能なAIの開発が求められる.本稿で,欧米やアジアを中心に海外で進められている内視鏡AIの規制と臨床応用の現状について概説する.
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© 2025 昭和医科大学学士会
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