日本脳神経外科認知症学会誌
Online ISSN : 2436-0937
間脳下垂体ならびに内分泌疾患による認知機能低下
松野 彰
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2025 年 5 巻 1 号 p. 1-6

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抄録

認知機能低下をきたす疾患として多くのものが知られているが、その代表的なものはアルツハイマー型認知症、レビー小体型認知症、脳血管性認知症などである。一方で基礎疾患の治療により治癒もしくは軽快する可能性のある認知症もあり、脳神経外科領域では、正常圧水頭症、慢性硬膜下血腫、脳腫瘍が代表的な基礎疾患であるが、さらには脳神経外科医が直接治療に携わる機会が少ないものの、忘れてはならない治療しうる認知症として、内分泌異常に伴う認知機能低下があげられる。間脳下垂体系・甲状腺・副腎・性腺系の異常による認知機能低下は内分泌環境を適切に整えることで改善する可能性があり、認知症診療において内分泌機能の精査は欠かせないものであると考えられる。

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