2017 年 34 巻 2 号 p. 125-126
症例は筋萎縮性側索硬化症罹患歴2年6ヵ月の59歳女性.5ヵ月前から夜間の非侵襲的陽圧換気療法を導入され在宅療養中であった.航空旅行の要望が出発4週前にあり,支援を行った.非侵襲的陽圧換気専用器は機内では正常に作動しないこと,航空会社指定の酸素ボンベは使用できること,搭乗に必要な書式があることを確認した.家族へ緊急時の用手換気手技指導を行った.現地受診用の紹介状を準備し,現地の人工呼吸器業者へも事前に連絡をとり緊急時に備えた.適切な現状評価と支援により,航空旅行が可能となった.