神経治療学
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臨床研究
総合医療療育施設勤務経験による障害者医療の認知度の向上 ―重度の知的・運動障害を伴う小児の成人期医療への移行に向けて―
大迫 美穂望月 葉子檀 直彰
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2024 年 41 巻 5 号 p. 769-772

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抄録

小児期発症神経系疾患患者の成人移行が難しい理由の一つに,成人診療科医師が小児期からの知的・運動障害のある患者の診療に不慣れなことがある.医療療育施設での勤務が医師の障害者医療の理解に与える影響を調べた.週半日計4回当院に勤務した医師を対象とした.勤務終了後,質問紙で勤務前・後の障害者医療に関する11項目の認知の変化を調査した.7人が回答した.勤務前に認知度が低かったものは,障害がある人の日常生活,障害者医療施設の概要,診察方法やコミュニケーション方法であった.勤務後は8項目で有意に理解が向上した.医療療育施設での勤務経験が小児期発症疾患患者に対する医療への理解を深める可能性がある.

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© 2024 日本神経治療学会
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