知能と情報
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原著論文
タグ付きコーパスを用いた地震記事からの動向情報抽出・可視化システム
高間 康史山田 隆志
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2006 年 18 巻 5 号 p. 711-720

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抄録
動向情報の要約と可視化に関するワークショップ (MuST) から配布されているタグ付きコーパス中の地震記事を対象として, 地震に関する動向情報を抽出・可視化するインタラクティブ地震動向情報可視化システムを提案する. ガソリン価格や株価の変動など, 多くの話題が時間的動向情報に主に関心があるのに対し, 本稿で対象とする地震では震源の位置や震度の広がりなど, 空間的動向情報も重要となる. 提案システムでは, 空間的動向情報は日本地図を用いた可視化表現, 時間的動向情報は折れ線グラフや棒グラフなどにより表現する. また, 時間的・空間的要素が組み合わさった地震特有の動向情報として群発地震も対象とし, 日本地図と棒グラフの組み合わせにより表示する手法を提案する. さらに, 提案システムでは日本地図上でのマウスクリックなど, 直感的な操作により可視化表現が得られるインタラクティブ性も提供する. 実際に構築したシステムに基づき, タグ付きコーパスからの動向情報抽出精度, 既存の地震データベース検索システムとの機能比較の観点から提案システムの有効性について検証すると同時に, 新聞記事からの地震動向情報抽出の利点についても考察する.
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© 2006 日本知能情報ファジィ学会
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