知能と情報
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原著論文
Dynagent:割込みHTNプランニングエージェント
林 久志十倉 征司尾崎 文夫長谷川 哲夫
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2009 年 21 巻 5 号 p. 856-869

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抄録
動的環境への適応はエージェントの重要な研究課題である.従来の動的環境に適応するエージェントは,大きく分けて2種類ある.すなわち,環境を考慮してプランを作成してから行動を開始する熟考型エージェントと,あまりよく考えずに環境変化に対し反射的に行動する反射型エージェントである.従来の熟考型エージェントでは,ゴール達成のためのプランを実行し終えてから,別のゴールのためのプランを実行し始めるのが主流である.しかしながら,ロボット等,プランの実行時間が長いエージェントシステムでは,プランの実行を終える前に,緊急に実行すべき別のゴールが出現する場合がある.このような事態に対応するため,プラン実行中に予想外の外部イベントに対し,反射的行動をするエージェントの研究も盛んである.このような場合,従来の反射的行動は短時間で終わる一時的な行動であり,大きく状態を変えることは想定されていないが,よく考えて計画的な行動を行い,大きく状態を変えないと緊急事態に対応できない場合も考えられる.このような場合に対応するため,本論文では,実行中のプランを一時中断し,緊急に実行すべきプランを先に実行した後に,中断していたプランの実行を再開するプランニングエージェントアーキテクチャを提案する.
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© 2009 日本知能情報ファジィ学会
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