知能と情報
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原著論文
二画面切り替え型インタフェースによる日本語P300 speller の性能改善
山本 裕也吉川 大弘古橋 武
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2016 年 28 巻 3 号 p. 589-597

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抄録

近年,使用者の思考のみで機械の制御や他者とのコミュニケーションを可能にする Brain-Computer Interface(BCI)の研究が盛んに行われている.その中でも文字入力型BCI として,特徴的な脳波(事象関連電位)の一種であるP300を用いたP300 speller が考案されている.日本語P300 speller においては,主に一画面のみの行列型インタフェースが用いられるが,選択可能な文字の候補が多いために,入力時間の増加や精度の低下といった問題を引き起こしている可能性がある.本論文ではこれらの問題を解決するため,二画面行列型インタフェースを考案し,性能の比較検討を行う.

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© 2016 日本知能情報ファジィ学会
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