知能と情報
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ショートノート
橋梁の点群データを用いた深層学習による部位識別に関する研究
塚田 義典窪田 諭田中 成典梅原 喜政中原 匡哉中畑 光貴
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2020 年 32 巻 1 号 p. 627-631

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抄録

我が国では,高度経済成長期に整備された多くの橋梁が老朽化している.国土交通省では,これらの橋梁の維持管理の効率化及び高度化を図ることを目的として,3次元モデルの作成仕様や表記標準を策定している.この背景の下,地上レーザスキャナやUAVより取得した点群データから3次元モデルを生成する手法が提案されている.しかし,既存研究では,点群データから橋梁上部工と下部工のモデルを生成できるが,現行仕様が規定する部位ごとのモデルを生成することはできない.そこで,本研究では,現行仕様に準ずる3次元モデルの生成を目指して,橋梁の点群データを様々な視点で投影した画像から,主桁,路面,高欄,橋台を自動で識別する手法を提案する.

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© 2020 日本知能情報ファジィ学会
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