知能と情報
Online ISSN : 1881-7203
Print ISSN : 1347-7986
ISSN-L : 1347-7986
ショートノート
手首装着型センサを用いたドライバ状態推定のための車載計測システムの開発
河原 智弘秋月 拓磨荒川 俊也高橋 弘毅
著者情報
ジャーナル フリー

2024 年 36 巻 1 号 p. 501-506

詳細
抄録

ドライバ起因の事故を防止するために,運転への意識低下を招く行動や状態の発生をモニタリングし,潜在的な事故危険性を把握することが重要である. この課題に対して,著者らは手首装着型センサを用いたドライバ状態推定手法の開発に取り組んでいる. これまでの検証は,実験室環境下のみで行われていた.しかし,車両振動や自然な状況下でのドライバの行動の多様性を検証するために,実際の運転環境下でのデータ収集が不可欠である.そこで本研究では,実環境下で運転行動データ収集を行うために手首装着型センサを利用した車載計測システムを開発した.開発した計測システムは,ユーザ自身が簡易な操作のみで利用でき,手先加速度のほか,車両の加速度・位置,操舵角,映像の各データを同期して最大約120分の収録ができる.開発した計測システムの基礎検証として,測定した各種データの同期精度と操舵角の推定精度について評価を行い,開発した計測システムの有効性を検討した.

著者関連情報
© 2024 日本知能情報ファジィ学会
前の記事 次の記事
feedback
Top