日本体育学会大会予稿集
Online ISSN : 2424-1946
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第70回(2019)
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ランチョンセミナー8
「フライングディスク」の体育教材としての価値
師岡 文男本田 雅一
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p. 27_1

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抄録

 1948年に遊具として誕生したプラスチック製の円盤「フライングディスク(フリスビー)」は、その優れた飛行性能(飛距離世界記録338m・滞空時間世界記録16秒・スピード世界記録時速152km、ボールには出せない大きなカーブ等)を活かして、様々な競技種目が生まれ、1967年には国際協会、1975年には日本協会が設立された。

 1995年WFDF世界フライングディスク連盟は、GAISF国際スポーツ団体連盟への加盟が認められ、2001年にはIOCが後援する非オリンピック種目の国際総合競技大会ワールドゲームズの正式競技種目に「アルティメット」と「ディスクゴルフ」が採用された。2015年にはIOC承認団体となり、日本フライングディスク協会は現在JOC・日本スポーツ協会の加盟団体である。中学校の学習指導要領にアルティメットが掲載され、小中高・大学の体育教材としても幅広く活用されており、生涯スポーツとしても、国際的な競技スポーツとしても急成長している。

 このセミナーでは、体育授業として取り上げられている実例を映像を交えて紹介し、フライングディスクの体育教材としての価値を実感していただく。

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