日本体育学会大会予稿集
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第70回(2019)
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企画シンポジウム2
部活動指導員の職務ならびに認定の課題:その質的保証をめぐって
友添 秀則
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p. 7_2

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抄録

 運動部活動は、教師の過重労働の一因となっている。さらに、保健体育以外の教員で担当する部活動の競技経験がない者は、中学校で約46%、高校で約41%を占める。国は持続可能な運動部活動を推進し、指導の質的向上を図るために、「運動部活動の在り方に関する総合的なガイドライン(2018年3月)」の策定とともに、文部科学省令の一部改正によって「部活動指導員」制度を設けた(2017年4月施行)。

 部活動指導員は、学校の正規の非常勤職員として、校長の監督下、有償でスポーツ・文化・科学等の教育課程外の教育活動に従事する者である。主な職務を挙げてみると、実技指導、安全・障害予防に関する知識・技能の指導、大会及び練習試合の引率、会計管理等の管理運営、年間・月間指導計画の作成、生徒指導、事故発生時の対応等であり、実に多岐にわたる能力とスキルが求められる。任用にあたっては、一定の資格は必要とせず、通常、学校設置者(教育委員会)や学校が一定の審査を経て採用決定し、その後義務研修が行われる。本発表では部活動指導員の職務ならびに認定の課題を明確にした上で、部活動指導員の質的保証に関して果たすべき本学会の役割について提言したい。

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