日本体育学会大会予稿集
Online ISSN : 2424-1946
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第70回(2019)
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01 体育史
01史-11-口-11 明治末から現代まで続く民間健康法
「川合式(肥田式)強健術」出版の変遷について
*服部 英恵
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p. 99_2

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抄録

 「川合式(肥田式)強健術」は、川合春充(後に肥田へ改姓)が創始の、明治末期に出現し現代まで続く民間健康法で、当時流行した呼吸法を主体とした三大健康法とは趣を異にする健康法である。「川合式(肥田式)強健術」は、当初の明治44年には「実験簡易強健術」だけであったが、大正14年までに、数次にわたり実践者の体力レベルごとに「椅子運動法」「自己療法」「気合応用強健術」などに区分して、変容・進化・展開した、呼吸法を含む筋力増強運動といえる。

 本発表は、創始者の「川合春充」「肥田春充」を検索し、現在確認できる図書および雑誌43件を対象に、現代まで続く「川合式(肥田式)強健術」の出版の変遷を検討しようとするものである。どういう出版社から出版しているのか、また、そこから推察できることなどを報告する。

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