主催: 一般社団法人日本体育・スポーツ・健康学会
多角的領域のエビデンスを踏まえたこれまで2年間のシンポジウムは,生成系の人工知能が社会変革の引き金になろうとしている極めて変化の激しい現代社会において,新しい意味での「身体」を柱とした子どもたちをめぐる教育活動の必要性と実践レベルでの評価の問題が大きいことが示唆されている.
そこで,シンポジウムでの成果をもとに,これからの保健体育を「身体を楽しむこと」「身体を護り育てること」「身体を知り活用すること」の3つのスコープを設ける領域横断的な教育活動として,学会サイドから新しく再構築することを提案してみたい.また,現場,研究,政策が三位一体となって実践を作り出す営みへと保健体育を改革するとともに,それを支えその実践のエビデンスを支える研究(学会活動)の新しいカタチをシンポジウムで検討してみたい.