主催: 一般社団法人日本体育・スポーツ・健康学会
フィジカル・トレーニングはRouxの法則に依拠したトレーニングの原理・原則や、運動制御と運動学習の原則的な考え方にもとづき計画および実践される。特に成長期には身体内環境の変化に加えて、生物学的な成長段階によって運動刺激に対する生理的応答の差異も見られる。「個別性の原則」の観点からも、これらの事象を踏まえたうえでフィジカル・トレーニングを計画し、実践することが望ましい。また、指導者(大人)が子ども達の運動能力を評価する際には、生物学的成熟度の差異が各種運動能力に影響することも念頭におく必要がある。