抄録
高エネルギーアークの発光スペクトル線の形を測定し, その拡がりの半値巾からイオン温度を, その傾きからイオンの集団回転速度を。またアーク軸方向剛により, スペクトル線の波長ずれからイオンの軸方向集団速度を求めた。得られた値の最高は, アーク電極間中央で測ったイオン温度は20cV, イオンの集団回転速度はC++で7×105cm/sec, 軸方向集団速度はC++で1.5×106cm/secの程度であった。これらの量は気圧の低下 (中性粒子の減少) によって増す。電流の増加はイオンの軸方向速度を減じてイオン温度を上昇させ, 磁場の増大はイオンの集団回転速度を大拳くするとともにイオン温度を増す傾向にある。