体力科学
Online ISSN : 1881-4751
Print ISSN : 0039-906X
ISSN-L : 0039-906X
自由時間法による国鉄線路工手 (タイタンパ作業從事者) の生活環境の分析
益子 健一
著者情報
ジャーナル フリー

1952 年 2 巻 1 号 p. 22-27

詳細
抄録
自由時間を中心として国鉄職員線路工手 (タイタンパ作業從業者) 31名の生活分折を行いつぎの結果を得た。
1.交代勤務の常として生活の不規則度が甚だ大である。
2.自由時闇率の総平均は約59%で, 他職業の一般勤務者に比較して良好な生活環境にあるとはいえない。
3.勤務内容別の自由時間率は, 平常日勤00.5%畫夜連続勤務日50.8%で, 共に不良であつた。休日のそれは78.5%でふつうである。
4.但し獨身寮生活者の自由時間峯は85.7%で良好であつた。
以上の研究の結果, 国鉄職員線路工手の生活は甚だ不規則で, 勤務環境は良好なものとは考えられない。
著者関連情報
© 日本体力医学会
前の記事 次の記事
feedback
Top