抄録
緩和ケアの地域連携を目指して, 誰が使っても分かりやすく簡便な支援型の在宅緩和ケア地域連携クリニカルパスを作成し, 導入事例を用いてアンケート調査を実施し, 多職種14名から回答を得た. 導入時アンケートの全体評価は2点7名, 3点7名(3点満点)で, アンケート結果をもとにパスを改訂した. 改訂したパスを富山市内のがん診療連携拠点病院3施設で13名の在宅移行患者に試用してアンケート調査を実施し, 多職種10名から回答を得た. 試用後アンケートの全体評価は1点1名, 2点4名, 3点5名であった. アンケート結果をもとに運用を見直した.