2024 年 49 巻 3 号 p. 73-80
小児再発後頭蓋窩上衣腫8例の治療内容,経過を後方視的に検討した.初発から第一再発まで平均23か月,再発は合計25回であった.手術は合計14回施行,3手術は部分摘出にとどまった.放射線治療はガンマナイフ治療が最多で5例13回施行,小病変あるいは十分な手術摘出後の病変に対して特に有効であった.多剤併用化学療法,テモゾロミド療法による腫瘍制御は限局的であった.再発後の治癒達成は困難だが,生存期間中央値は4年程度であり,腫瘍制御と生活の質の維持とのバランスが重要である.