2024 年 49 巻 3 号 p. 88-95
当院の術中Computed Tomography(CT)を使用して施行した18歳以下のキアリ奇形1型6例(平均11歳)と軟骨無形成症4例(平均7.5歳)に対する大後頭孔減圧術について報告した.術中CTで骨切除が不十分であることを確認し追加切除を施行したのは後頭骨に異常があったキアリ奇形1型の1例,軟骨無形成症の3例で,全例で症状の改善あるいは空洞症の縮小がみられた.術中CTは大孔部骨削除範囲を術中に確認でき有用であるが,小児への放射線被ばくの観点から後頭骨に異常があるキアリ奇形1型と軟骨無形成症に症例を選択して施行することが望ましい.