2017 年 33 巻 1 号 p. 51-55
短下肢装具(AFO)の下腿後面の長さ(下腿長)が,立位動作および歩行に与える影響について,健常成人女性9名(年齢26.9±6.4歳)で検討した.AFOの下腿長は,通常の長さ(腓骨頭下3cm),通常の長さの3/4 (3/4AFO)および1/2 (1/2AFO)とし,各AFO装着時における,立位動作および歩行を行い比較した.立位動作評価では足圧中心移動距離,足関節角度,歩行評価では歩行時間距離因子,足関節角度,下肢の疼痛を評価した.その結果,より下腿長の長いAFOにおいて,足圧中心移動距離,歩行時間距離因子の低下が認められた.AFOの下腿長を長くすることにより,立位動作や歩行がより制動されることが示された.