日本義肢装具学会誌
Online ISSN : 1884-0566
Print ISSN : 0910-4720
ISSN-L : 0910-4720
特集 腫瘍性病変における義肢・装具の活用
腫瘍性病変に対する義足·装具の活用
加藤 祐司
著者情報
ジャーナル フリー

2018 年 34 巻 4 号 p. 276-284

詳細
抄録

今日では,医療技術や診断技術の発展により腫瘍性病変(=がん·肉腫)の治療法は大きく変化し,がんを罹患しても治療をすることで生存期間が延長されている.しかし,患者はがんそのもの,あるいはがん治療に伴う副作用により身体的問題を抱えることがある.特に悪性骨軟部腫瘍などの下肢に好発する肉腫では歩行などのADL動作を著しく低下させるが,このようながん患者の身体的問題を解決するためにリハビリテーションや義肢·装具が必要不可欠となる.今回,下肢の悪性骨軟部腫瘍患者に対するリハビリテーションや義肢·装具の活用法について事例をもとに説明する.

著者関連情報
© 2018 日本義肢装具学会
前の記事 次の記事
feedback
Top