日本義肢装具学会誌
Online ISSN : 1884-0566
Print ISSN : 0910-4720
ISSN-L : 0910-4720
特集 疾患における車椅子・姿勢保持装置の選定
脳性麻痺・二分脊椎の概要と車椅子・姿勢保持装置処方
—整形外科医の視点から—
神谷 庸成則竹 耕治
著者情報
ジャーナル フリー

2025 年 41 巻 3 号 p. 178-183

詳細
抄録

車椅子や姿勢保持装置を必要とする先天性疾患は多岐にわたるが,本稿では最も処方を必要とする運動障害のうち,頻度の高い脳性麻痺と二分脊椎について,その概要と処方の実際についてまとめた.脳性麻痺はumbrella termであるため,様々な側面から分類し,治療方針を立てていく必要がある.歩行不能児では股関節脱臼や側弯症のリスクが高く,注意が必要である.機能向上のため,適切な車椅子や姿勢保持装置の処方が求められる.二分脊椎は障害高位により分類され,重症型では移動時には常に車椅子を必要とする.下肢の麻痺だけでなく,合併症による上肢機能障害の頻度も高いため,車椅子の種類を選択する際には留意すべきである.

著者関連情報
© 2025 日本義肢装具学会
前の記事 次の記事
feedback
Top