日本義肢装具学会誌
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変形性膝関節症に対する足の調査と靴指導の評価
のサイズとウィズが適合したスニーカーの効果
清水 新悟清田 信幸徳田 康彦佐橋 政次茶木 正樹
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2006 年 22 巻 3 号 p. 159-165

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抄録

当院では, 変形性膝関節症内側型 (膝OA内側型) の患者に対し, 足のサイズとウィズが適合した既製品靴の指導を積極的に行っている. 臨床の場では, サイズやウィズの合わないパンプス, ヒールカウンターのない靴, ヒールの高い靴などを履いている膝OA内側型の患者が多数見受けられる. 一方, ジョギングシューズなどのサイズやウィズが比較的合わせやすいスニーカーを履いているものは少数である. そこでわれわれは, 実際に外反母趾角と足のウィズとサイズの調査を行った また適合サイズの靴を履いていない症例に対し, 当院で靴指導に使用しているスニーカーを装着し, 靴サイズ指導の効果を評価した. その結果, 約半数が軽度外反母趾であり, 靴のウィズやサイズの不適合症例が多数であった. また当院での靴指導にて歩行時痛の改善が示唆された. 膝OA内側型の症例に対し, 膝関節だけではなく外反母趾も考慮するべきであり, ウィズやサイズの適合したスニーカーは快適な歩行獲得に必要と思われた.

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