日本植物生理学会年会およびシンポジウム 講演要旨集
第45回日本植物生理学会年会講演要旨集
会議情報

モモ果実cDNAマイクロアレイの作製と発現解析 2.2,000クローンアレイの作製
*今井 剛島谷 善平山本 俊哉松田 長生副島 淳一長村 吉晃林 建樹
著者情報
会議録・要旨集 フリー

p. 689

詳細
抄録
開花後1か月および収穫期のモモ果実よりcDNAライブラリーを作製し、ランダムにピックアップした約2,000クローンのマイクロアレイによる発現解析を行った。ターゲットとして開花後10、30、60、80、100、120日の果実および若い葉より精製したmRNAを用い、果実発達に伴い発現量が5倍以上変化する遺伝子を探索したところ1割程度が該当し、大きいものでシグナル強度で2桁の変動があった。i) 初期と収穫期で発現が強いもの:E6 protein ホモログ、IAA-アミノ酸ヒドロキシラーゼホモログ等、ii) 中期に発現が強いもの:cinnamoyl-CoA reductase、オーキシン抑制型タンパクの一種等、iii) 収穫期に発現が減少するもの:キシログルカンエンドトランスグリコシラーゼ、ヒスチジン型リン酸転移タンパク等。発現パターンごとにグループ化した結果の詳細を報告する。
著者関連情報
© 2004 日本植物生理学会
前の記事 次の記事
feedback
Top