日本植物生理学会年会およびシンポジウム 講演要旨集
第46回日本植物生理学会年会講演要旨集
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PSII-LHCII超複合体の精製と光環境
*岩井 優和皆川 純
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p. 264

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抄録
光化学系(PS)IIとそれを取り巻く集光装置は30数個のポリペプチドから構成されている。現在、集光装置II(LHCII)はプラストキノンプールの酸化還元状態に応じて、PSII-PSI間を移動すると考えられている(ステート遷移)。ステートIでは主にPSIIに結合しているが、そのうちのある部分は、ステートIIではPSIに結合するとされる。しかし、どのポリペプチドが実際に移動するのか、またその移動の制御様式などはほとんどわかっていない。そこで本研究では、そのようなLHCIIを介した光化学系の光馴化機構を解明するため、まずPSII-LHCII超複合体の精製を試みた。ヒスチジンタグを付与したCP47を有するクラミドモナスの変異株からチラコイド膜を調製し、ドデシルマルトシドによる可溶化の後、ショ糖密度勾配遠心によりPSII粒子よりも大きな粒子を分画した。次にNiアフィニティークロマトグラフィーを用いてPSII-LHCII超複合体の精製を行った。得られた超複合体の成分の詳細と、光環境がこれに与える影響について報告する。
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© 2005 日本植物生理学会
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