日本植物生理学会年会およびシンポジウム 講演要旨集
第47回日本植物生理学会年会講演要旨集
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シロイヌナズナの時計関連PRRファミリー因子の分子解剖による構造と機能解析
*松鹿 昭則河村 正和山篠 貴史水野 猛
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p. 167

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抄録
最近になり、シロイヌナズナの概日時計分子機構に関する多くの知見が蓄積してきた。我々も、シロイヌナズナには5種類の時計関連擬似レスポンスレギュレーター(PRR1/TOC1、PRR3、PRR5、PRR7、PRR9)が存在し、それぞれがTOC1/PRR1を含む中心振動体近傍で重要な働きをしていることを報告してきた。これらPRR因子群は特徴的な共通構造を持っており、擬似レシーバードメインに加えてC末端には開花制御因子COにも保存されているCCTモチーフが存在する。しかし、その分子機能に関しては、核に局在して働くこと以外には全く知見がない。この問題にアプローチするために、今回は以前に作成したPRR1やPRR5の過剰発現体に加えて、擬似レシーバードメイン、それ以外のCCTモチーフを含む領域、CCTモチーフ領域のみなど各種推定機能ドメインを過剰発現する形質転換体を作成した。これらの形質転換体が示す時計関連表現型(時計制御遺伝子の転写リズム、開花時期制御、胚軸伸長の光感受性など)を比較解析した。その結果、各機能ドメインの過剰発現体がそれぞれ特徴的な表現型を示すことが明らかとなった。これらの結果をまとめながら、各PRR因子の構造と機能に関して時計機能との関連で考察する。
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© 2006 日本植物生理学会
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