日本植物生理学会年会およびシンポジウム 講演要旨集
第47回日本植物生理学会年会講演要旨集
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イネの登熟過程の頴果におけるサイトゾル型グルタミン合成酵素遺伝子群の発現解析
*梅津 俊子田渕 真由美山谷 知行
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p. 435

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抄録
イネのサイトゾル型グルタミン合成酵素(GS1)には、OsGS1;1OsGS1;2OsGS1;3の3遺伝子が存在する。OsGS1;1OsGS1;2は供試した全ての器官で、また、新たに見出されたOsGS1;3は主に頴果で発現する。本研究では、頴果における3種のGS1の生理機能の解明を目指し、登熟過程の頴果における各OsGS1の発現解析を行った。
開花後0、5、10、15、20、25日目のNipponbare頴果を用いて、リアルタイムPCR法により、各OsGS1 mRNAを定量的に解析した。その結果、開花後0~5日目にはOsGS1;1 mRNA、開花後20~25日目にはOsGS1;3 mRNAが主に蓄積していた。また、各OsGS1のプロモーター下流にGUSを連結した融合遺伝子を導入した形質転換イネを作出し、開花後5、10、15日目の頴果についてGUS活性を検出して各OsGS1の組織内分布を解析した。その結果、OsGS1;1OsGS1;2は背部大維管束の通導維管束群及び珠心表皮、珠心突起で主に発現していた。OsGS1;3はこれらの細胞群に加えて、小維管束でも発現が観察された。今後は、転写産物及びGS1タンパク質の組織内分布の解析やGS1活性測定を行ない、登熟過程の頴果におけるGS1の生理的意義を論議する予定である。
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© 2006 日本植物生理学会
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